2014年2月3日月曜日

1.アタ(अथ [atha])- まず初めに、そして

अथ
[atha]


ind. まず初めに、そして



吉兆、さいさきの良い始まりを表す言葉。

文献の中で、新しいトピックのの最初に使われる言葉です。

この言葉は格変化しません。

サンスクリット語で「अव्यय [avyaya]」、英語では「indeclinable」です。

「格変化」と日本語で言うと、なんともないように聞こえますが、

サンスクリット語や英語で言うと、それぞれ「व्यय」「decline」となり、

どちらも、朽ち果てて行く、削られて小さくなって行く、という意味になります。

それは、この世にあるもの全てですね。

しかし格変化しない「अव्यय [avyaya]」は、永遠を表すので、

とてもおめでたい言葉なのです。

でもなぜ永遠がおめでたいのでしょうか。

誰だって、どんな生き物だって、存在し続けたいと願うものです。

私達が毎日毎日、一生の間にしている行動は、

自分と自分が大切にしているものの永続の為にあるといっていいようなものです。

私達は、自然と永遠というものに惹かれるように出来ているのです。


もう一歩踏み込んで考えてみましょう。

この世にあるものは全て、自分の身体も含めて、

朽ち果てて無くなって行くものです。

しかし、その変化を、今も昔も眺め続けけている、

変化しない私がいます。

その私こそが、永遠である「अव्यय [avyaya]」なのです。

リシケシ、ダヤーナンダ・アシュラムからのガンガーと日の出。


===「अथ  [atha]」が使われている文献 ===


ブランマ・スートラ(ब्रह्मसूत्रम्/brahmasūtram)
अथातो ब्रह्मजिज्ञासा। १.१।
athāto brahmajijñāsā| 1.1|


「अथ」 そして、人間としての成熟・成長を遂げたら、
ブランマを知る事を望みなさい。




バガヴァッド・ギーター(भगवद्गीता/bhagavadgītā)
अथ प्रथमोऽध्यायः।
atha prathamo'dhyāyaḥ|
「अथ」 これから、第一章が始まります。

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